痩せ菌を増やす方法!?腸活で痩せ体質を手に入れる3つの食べ物
このタイトルを聞いただけで、もう興味が湧いてきませんか?
私たちの体内には数え切れないほどの菌が存在し、そのバランスが私たちの健康を大きく左右するといっても過言ではありません。
特に、“痩せ菌”と呼ばれる腸内細菌は、体重管理やメタボリズムに重要な役割を果たしています。
では、どのようにしてこれらのやせ菌を増やし、理想の体質を目指すことができるのでしょうか?
この記事では、腸活に必要な3つの食べ物を紹介し、腸内環境を整え、健康的な体重管理をサポートする方法を解説します。
腸内フローラを豊かにし、痩せ体質を手に入れる食生活を始めましょう。
●「痩せ菌」ってなに?
「痩せ菌」はどこにあるのでしょうか?「痩せ菌」は、自分の腸の中にあります。
「痩せ菌」があるのになぜ痩せないのでしょうか?
「腸内細菌」は聞いたことがあるかたも多いはず。腸の中には100兆以上ともいわれる膨大な数の腸内細菌がすみついています。
この腸内細菌には「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」のそれぞれ3つのグループに分けられ、その割合は2:1:7のバランス理想的です。
そして、「善玉菌」は肥満を防ぐのに対して「悪玉菌」は肥満を促します。
つまり、「善玉菌」が増えると、「痩せ菌」が増え、「悪玉菌」が増えると、「でぶ菌」が増えるということです。
「日和見菌」は「痩せ菌」と「でぶ菌」で構成されています。
「善玉菌」と「悪玉菌」はお互いが菌を増やすために腸内で競い合っていて、その割合は食事のとりかたなどの生活環境で変動します。
「日和見菌」はそのときの場面で、多いほうの菌の働きを活発化させる働きがあります。腸を正しく整えれば健康的に痩せることがかなうでしょう。
「痩せ菌」を増やすには?
痩せ菌を増やすためには「短鎖脂肪酸」がダイエットの重要なカギです。この「短鎖脂肪酸」は主に食物繊維をエサにして産出されます。
善玉菌や日和見菌が食物繊維を分解し、発酵させる過程で「短鎖脂肪酸」という酸を出現させます。
この短鎖脂肪酸を作りやすい代表的な腸内細菌こそ、善玉菌と共生する日和見菌、「バクテロイデス」というグループに属する数種類の菌です。
さまざまな研究などで痩せ型の人に多く検出されており、いわゆる「痩せ菌」と呼ばれています。
これらの細菌を外部から与えてやると、「肥満体質」が改善されるかもしれません。
「痩せ菌」の敵は「でぶ菌」を増やすこと
・お酒はほどほど
仕事が終わった後の一杯は至福の時ではありますが、残念ながらアルコールは腸管を刺激しますので飲み過ぎてしまうと腸内環境を悪くしてしまいます。
しかし、ほどほどならば腸内環境を良くしてくれることも。
ビールは、ホップを発酵した飲み物で腸内環境にはよくウイスキー、ブランデーなどの蒸留酒、ワインやシャンパン、お米を発酵してつくった日本酒もほどほどに飲むのであれば問題はなさそうです。
・食品添加物
腸内細菌は食品添加物が苦手で、多く摂取すると腸内細菌のバランスが乱れる可能性があります。
特に加工食品に多く使われる保存料は腸内細菌を減らしてしまう場合も。特に、乳化剤は腸内で炎症を起こす可能性があります。
食品添加物はまったく摂取しないというのは難しいことですが、極力とらないよに努力することが重要です。
・間食(おやつ)はNG
腸内環境のためには間食はしないほうがベストです。人間の腸は、眠っている間や何も食べていないときに、腸が「ぜん動運動」をしています。
「ぜん動運動」食べものの残りかすを押し出す「お掃除運動」です。このお掃除運動は、何か食べると止まってしまいます。
腸内環境のためには空腹の時間を作り、間食をせず腸に「お掃除運動」をさせることが大切です。
「痩せ菌」を増やす3つの食べ物
・食物繊維(水溶性食物繊維)
食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の二種類があります。水溶性食物繊維は腸内細菌の善玉菌の餌となり、痩せ菌が作る「短鎖脂肪酸」のもとです。
不溶性食物繊維は、短鎖脂肪酸を出すわけではないですが、腸本来の働きを助けてくれるます。(キノコ類、豆、野菜、果実、海藻等)
水を吸って膨らみ便のかさが増しとスルッと便になって出てくれるでしょう。
足りないと便通が悪くなり、腸の中にガスや毒素がたまることに。また、不溶性食物繊維は腸の掃除をしてくれる役割があります。
- (穀類)大麦、オーツ麦など
- (野菜)ごぼう、レンコンなどの根菜類オクラ、モロヘイヤなどのネバネバ野菜
- (海藻)昆布、わかめ、ひじきなど
- (果物)キウイ、アボカドなど
・レジスタントスターチ【難消化性でんぶん】
レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)は、短鎖脂肪酸を出す腸内細菌のエサです。
レジスタントスターチは、インゲン豆などの豆類やイモ類、シリアルに多く含まれています。
また温かいご飯や麺類よりも「冷えたご飯や麺類」のほうがより多くのレジスタントスターチをとることが可能です。
たとえば、ご飯なら炊きたてよりも冷めた状態のお弁当やおにぎり、お寿司などがおすすめ。麺類も冷製パスタや冷たいお蕎麦やうどん、冷やし中華などです。
ご飯や麺類が冷えることにより、でんぷんの分子が結合して固まるりレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)となり血糖の上昇を抑える働きもあります。
インスリンの分泌がゆるやかになり、脂肪がつきにくくなるはたらきも。水溶性食物繊維と同様に、脂肪の蓄積を抑制する短鎖脂肪酸を作り出すことにもわかってきています。
- (穀類)米、大麦、全粒小麦(全粒粉)
- (豆類)インゲン豆、イモ類、とうもろこし、シリアル
・発酵食品
発酵食品は、身近で手軽にとれる食べ物が多いのではないでしょうか。痩せ菌を増やすには発酵食品のとり方にもコツがあります。
それには、腸内細菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖を含む食べ物と一緒に食べることがポイントです。
発酵食品には、納豆やキムチ、ヨーグルト、糠漬けやチーズ、味噌や醤油、酢など。
オリゴ糖を含む食べものは、大豆などの豆類、たまねぎ、 ねぎ、ごぼう、にんにく、アスパラガス、ブロッコリー、カリフラワー、アボカド、バナナなどの食品に多く含まれています。
まとめ
この記事を通じて、私たちは腸内環境が健康とダイエットに与える影響の大きさを再認識しました。
紹介した3つの食べ物は、腸内の痩せ菌を増やし、体質改善を促進するための簡単で効果的な方法です。
毎日の食生活にこれらを取り入れることで、腸活を促し、自然とヤセやすい体を作ることができるでしょう。
食べ物だけでなく、適度な運動や十分な睡眠も重要であることを忘れずに、健康的なライフスタイルを心がけましょう。
今日から、腸活を始めて、理想の体質を目指してみてはいかがでしょうか。
「痩せ菌」を増やす食べ物は身近なものばかりです。普段の食事に取り入れて太りにくい身体づくりとともに、美容や健康、ダイエットに役立ててください。