ダイエットに遺伝子検査が役立つ!体質を知れば痩せられる!?
個々人の遺伝子は、私たちの体質や健康に大きな影響を与えています。一口にダイエットと言っても、その方法は人それぞれ。
では、自分に最適なダイエット法を見つけるためにはどうすれば良いのでしょうか?
遺伝子検査によって、自分の体質を科学的に理解することで、より効果的な体重管理が可能になるかもしれません。
この記事では、遺伝子検査がどのようにダイエットに役立つのか、そのメカニズムと実際に痩せるためのアプローチを探ります。
自分の遺伝子を知り、パーソナライズされたダイエットで理想の体型を目指しましょう。
実際に筆者も調べてみたので、どのような結果が出たのか紹介していきます。
遺伝子ダイエットとは?
自分の遺伝子の型でどのような食事をすると太りやすいのか?運動はどのようなものが向いているのか?などタイプに合わせて効率的にダイエットするというものです。
方法は、遺伝子ダイエットのキットを購入しキットが届いたら口に粘膜を採取するか、爪を切って送るかという段取りになっていましたので筆者は爪を送りました。
自分の遺伝子を調べてダイエットするのは、興味津々なものです。
キットを送ってから2週間ほどで遺伝子結果レポートと、ダイエット遺伝子認定カードのようなものが一緒に届きました。
遺伝子ダイエットでわかること
今回体験した遺伝子ダイエットでわかることは、肥満に関する5種類の遺伝子を分析してもらえます。
5種類のうち2種類は「食行動調節系遺伝子」5種類のうち3種類は「エネルギー代謝系調節系遺伝子」です。
食行動調節系遺伝子
・FTO(9939309型)
FTO(脂肪量および肥満関連遺伝子)は主に食欲中枢の視床下部で発現し、変異型はカロリーの燃焼に影響しませんが、新陳代謝を抑制し、エネルギー消費効率を下げます。
- 食べ物の選択とカロリー摂取量に影響
- 本能的に効カロリー食や過食しやすい傾向
- 一般的な肥満に最も強く関連することが知られている
・FTO(1558902型)
FTO(脂肪量および肥満関連遺伝子)は最も肥満との相関が見られる遺伝子です。
- 変異型は肥満のリスクが70%も高くなる
- 摂取行動やBMIに大きく関与
エネルギー代謝調節系遺伝子
・ADRB3
ADRB3は脂肪細胞、腸や肝臓に存在しています。インスリンの調整に関わるホルモンでADRB3が正常に働けば脂肪を分解しなさいという信号を送ります。
変異型は信号がストップして、熱産生や脂肪の分解が悪くなります。別名、倹約遺伝子と呼ばれています。
体形は内臓脂肪肥満型(リンゴ型)
・UCP1
UCP1は脂肪燃焼する褐色脂肪細胞に多く存在しています。体内の熱産生を調整すする働きがあります。
UCP1は正常(標準)に働けば、脂肪細胞が活性化され脂肪をどんどん燃焼。
変異型は脂肪の分解能力が低く体脂肪の蓄積やBMIの増加につながります。別名、倹約遺伝子と呼ばれています。
体形は特に下半身につきやすい皮下脂肪型(洋ナシ型)
・ADRB2
ADBR2はADRB3とUCP1と異なり、変異していることで基礎代謝が増える遺伝子です。すなわち食べても太りにくいタイプです。
ただし、タンパク質も代謝されやすく筋肉が衰えやすくなり、そのため筋肉が衰えると基礎代謝が低下し、このタイミングで太ると痩せにくくなるタイプです。
別名、浪費型遺伝子と呼ばれま。(バナナ型)
以上の5種類の肥満に関与する遺伝子がわかりますが、どんな結果が出るかドキドキしますね!
○○様は遺伝的に○○体質です。
レポートが届きました。
【遺伝的に「高カロリー嗜好タイプ皮下脂肪型肥満」体質です。】という結果が分析されました。
分析結果
・食行動調節系遺伝子
変異したFTO遺伝子を片方の親から受け継いだ22タイプのあなたは、体質的にカロリーの高い食べ物(脂肪が多く甘いもの)を選択する傾向と過食傾向があり太りやすい「高カロリー嗜好タイプ」です。
一般的な肥満に最も強く関連することが最近の研究で報告されています。
食行動の結果から心当たりはありますが・・・
油っこいものや甘いものは食べると、より太りやすいですよってことですね。
・エネルギー代謝調節系遺伝子
変異したUCP1遺伝子片方の親から、変異したADRB2遺伝子を両方の親から受け継いだ123タイプのあなたは1日の基礎代謝量は標準タイプよりも約125Kcal高く太りにくい体質です。
ADRB2遺伝子が変異しているため基礎代謝量は亢進されます。またUCP1遺伝子も変異しているため、脂質の代謝が低い体質であるといえます。
また、筋肉が付きにくい体質なので一度太ると痩せにくいタイプです。
「太りにくい体質です」と喜んだところで、「一度太るとやせにくい」タイプって・・・いずれにせよ、脂質の代謝が低いということで、脂質の摂取には気を付けないといけないと言う事ですね。
そして、筋肉がつきにくいということで、有酸素運動は減らして、せっせと筋トレをするようになりました。
遺伝子検査×自宅で始めるパーソナルジム【CLOUD GYM】
分析結果のアドバイスも
遺伝子結果レポートには、遺伝子結果に合わせた食事のアドバイスと運動のアドバイスが具体的に説明されており、これからのダイエットに非常に参考になります。
食事のアドバイスでは細かいアドバイスと、おすすめメニューやおすすめ食材、おすすめ間食や控えた方が良いもの、おすすめサプリなどをレポート。
運動のアドバイスも何のトレーニングを、どれ位するとよいということを教えてくれとても参考になりました。
あとは、ダイエットプランと食行動判定結果などもレポートに入っています。
遺伝子ダイエットまとめ
この記事を通じて、遺伝子検査が個々のダイエット成功への鍵を握る可能性があることを学びました。
自分の体質を知ることで、無駄な努力をせずとも効率的に体重管理ができるようになります。
しかし、遺伝子検査だけでなく、バランスの取れた食事、定期的な運動、十分な睡眠といった健康的な生活習慣も同様に重要です。
この新しい知見を活かして、自分に合ったダイエット法を見つけ、理想の体型を手に入れましょう。