体重増加が止まらないのは実はむくみだった!?目指せスッキリボディ!
体重が増え続けるという悩みは、多くの人が抱えています。しかし、その原因が単なる脂肪の増加ではなく、むくみにあることも少なくありません。
むくみは、体内の水分バランスが崩れることで起こり、見た目にも影響を与えます。
この記事では、むくみが体重増加の原因である場合の対処法と、スッキリとしたボディを目指すための具体的な方法を紹介。
食事の見直し、適切な運動、そして日常生活の中でできる簡単な工夫を通じて、むくみ知らずの健康的な体を手に入れましょう。
また、自分が水太りなのか、脂肪太りなのか探ってダイエット成功への道に役立ててください。
体重増加=脂肪量が増えたとは限らない
体重が増えてしまうと真っ先に思い浮かぶ原因は食べ過ぎや、運動不足ではないでしょうか。しかし、今日に食べたものが明日、脂肪になるわけではないのです。
まず、食べた物は、糖(グリコーゲン)として肝臓に蓄えられ、普通の食事量であれば太ることはありません。
しかし、食べすぎによって糖(グリコーゲン)が増えすぎると、肝臓に入りきらなくなった糖が「脂肪細胞」に変わります。
この食べた物が脂肪細胞に変わるまでの期間が48時間です。さらにその脂肪細胞が大きくなると、見た目にもわかるように体に脂肪がつきます。
生理学的にいうと「脂肪細胞が肥大する」といい、脂肪細胞が分裂して増えるのではなく脂肪細胞が肥大して見た目的に贅肉がついたなと感じるのに2週間程かかります。
ちなみに、脂肪細胞は思春期までに分裂して増えます。大人になってからは脂肪細胞が膨れるということです。
筆者は、スタイルを良くするためのダイエットをお客様に指導をしているので、「食べた物が脂肪になるまでの期間は2週間です」とお伝え。
さらに、飲み会や外食などで食べ過ぎてしまったお客様には、食べ過ぎた日から「2〜3日以内には調整しましょう」と、見た目に太らないように注意を添えています。
日常的に運動をしている人であれば、あまり焦らず2週間の猶予があると考えていいでしょう。しかし、運動量が少ない人やカロリーオーバーしている人は早めに対処しましょう。
脂肪細胞がまだ小さい状態であれば、食生活を整えたり、簡単な運動でも消化できます。脂肪細胞が大きくなるほど燃焼させるのに苦労するので、食べすぎを放置しないように気をつけなければなりません。
以上が、脂肪太りで体重増加する仕組みでした。一方、むくみ太りである水太りはどうでしょう?
むくみの主な原因は、血液やリンパの循環が滞ってしまうことにより、体内の余計な水分がうまく排出されないことにあります。
その結果皮ふの下に水分がたまってしまい、むくみが表れると同時に体重が増えてしまいます。
カロリーの過剰摂取などによる「脂肪の増加」と、体液の循環が滞ることで起こる「水太り」では体重が増えてしまう原因が根本的に違うため、きちんと原因を見極めて適切な方法でダイエットをすることが重要です。
水太りはどのくらい体重が増えるのか?
一時的なむくみはどのくらい体重が増えるのか?
軽いむくみはせいぜい1s〜3sで、立ち仕事やお酒の飲みすぎ、女性ならば生理の時期など、これらは一時的なむくみです。
生理の時のむくみは、多くの女性が経験しているはずですが、生理が終われば解消されます。
一時的なむくみは運動不足、お酒の飲み過ぎ塩分の摂りすぎ生理などでおこります。
しかし、これらは生活の見直しなどで、体内にたまった水分が体液循環が元通りになることによって体外に排出されれば元に戻ります。
慢性的なむくみはどれくらい体重が増えるのか?
慢性的なむくみによる体重増加は3s以上、短期間で増える場合があり脂肪太りの場合は短期間で極端に増えることはありません。
毎日、何時間も同じ姿勢をとり続ける仕事などは、筋肉が硬くなり体液循環が悪くなることも。その結果、体内にたまった水分代謝が悪くなり慢性的なむくみを引き起こす原因になります。
★水太りタイプかチェックしてみよう
□食欲は普通〜少食気味である
□季節など関係なく手や足などが冷えやすい
□トイレの回数が少ない(1日4回以下)
□貧血気味である
□夕方になると靴がきつくなる
□脚がだるく、痛みを感じることがある
何個のチェックがつきましたか?
2個以上にチェックが付いた場合は要注意です。特に、むくんでいると思うところ(足の甲やすねなど)を10秒ほど押して跡が残る場合はむくみ度が重いので早めに解消した方がよいでしょう。
むくみを解消する方法
筆者のサロンでは、基本施術はリンパトリートメントです。リンパに流れを良くしてむくみとセルライト解消しボディラインをよくするというものです。
実際に、むくみの強いお客様は、施術後や途中などにおトイレに行かれることが多く、施術後にはパンツや靴がゆるくなる方も多く見られます。
むくみに悩むお客様には、ホームケアで簡単にできることをいくつかお伝えしていることがあります。
- 毎日入浴をする(シャワーだけにしない)。
- 入浴時に足首を回し、ひざ裏、そけい部(太ももの付け根)のリンパを刺激する。
- 手足ぶらぶら体操をする。
*仰向けに横になり両腕と両足を上にあげてぶらぶらさせます。
デスクワーク、立ち仕事どちらにも有効です。
基本的に、水太りも脂肪太りも「運動」が基本で、中でも筋トレ(スクワット)が有効で、下半身の筋肉を鍛えられることによって「ふくらはぎのポンプ作用」が正常に働き、血液やリンパ液が循環してむくみの解消にもつながります。
筋トレがきつい方は、軽いウォーキングやストレッチ、または前述したホームケアを実施しましょう。
★食生活では、塩分のとりすぎに注意しましょう。
わたしたちの体は水分と塩分が一定のバランスで保たれる機能が備わっています。
塩分を必要以上に取り入れてしまうと、塩分濃度のバランスを保つために多くの水分が体内にたまってしまい、むくみを引き起こしてしまうのです。
むくみの予防には「カリウム」を多く含む食材を取り入れることをおすすめします。
「カリウム」はバナナ・ほうれん草・アボカドなど、野菜類、イモ類、海藻類に多く含まれ、「利尿作用」という働きがあり、体内の余計な塩分を排出するのに役立ちます。
まとめ
脂肪太りと水太りどちらでしたか?普段からむくみ解消方法や、むくみ解消の食事を取り入れてスッキリボディを手に入れてみてはいかがでしょうか。